
フェッターケアンの森【後半/全2回】
近隣の森から樽材を得ることで、衰退産業の復興にもつながる。フェッターケアンの取り組みは、環境保護と循環経済に寄与するウイスキーづくりのモデルだ。

Description |
1974年の創立より厳選された木材選びに加え最新技術を導入し、熟達したクラフトマンの手によって生み出されるテイラー・ギターズ。世界中の様々なジャンルのアーティスト、ミュージシャンから高い評価を得ております。現在、アメリカ国内ではトップクラスのシェアを誇っており、創立以来プレイヤーを魅了し続けるトップブランドです。
マスタービルダーとして新製品の開発を行なっているアンディ・パワーズ氏から2018年”NAMM SHOW”にて新たなブレーシング・パターン『V-Class』が発表となりました。この”V-Class”ブレーシングは今後、アコースティック業界の常識をひっくり返すかも知れない最新技術で、大半のアコースティックギターはXブレーシングというX字型のパターンが一般的でしたが、本作はボディエンドからサウンドホールに向けてV字型になったスタイルが特徴的で、より豊かな響きと高音域~低音域まで力強さのあるサウンド、伸びるサスティーンも実現した最新のブレーシング技術でございます。またV-Classギターは見分けるのが非常に簡単で、黒のグラファイト・ナットが目印となっております。
2015年、アンディ・パワーズによって確立された技術と改良を加え、さらにV-Classブレーシングを搭載し、新たな600シリーズが登場いたしました。最大の特徴でもある12フレットジョイント構造、トップにはヴィンテージ・サウンドのような鳴りを彷彿される焙焼処理(特殊な焼きの工程)が施されたスプルース材をセレクトし、サイド&バックには極上のメイプル材、ネックにはハード・ロック・メイプル、指板にはエボニーを採用。その他に塗装もより薄く仕上げられ、エボニーによるピックガードやアイボロイドによる"Wings"インレイ、サイド&バックにはブラウン・シュガーと名付けられたフィニッシュを施すなど雰囲気を損なわない高級感溢れるルックスに仕上がっております。また「612ce 12-Fret」のボディ・シェイプには取り回しの良さと扱いやすさが得られる小振りなグランド・コンサート、ネックジョイントには革命的とも言える”NTネック・ジョイント”、カッタウェイにはハイポジションでもストレスを感じることなくスムーズなフィンガリングを可能する"ヴェネチアン・カッタウェイ"を採用しております。
メイプル材からはバランスの取れた非常にブライトでパンチの効いたトーン、コード・ストロークをメインに演奏されるプレイヤーから定評を得ており、引き締まった低音と煌びやかなサウンドはバンドアンサンブルに埋もれることなく際立たせてくれます。さらにグランド・コンサート・シェイプにより、その小振りなボディから想像もできないほどパワフルなサウンドが得られ、ピッキング・プレイからフィンガー・ピッキングまでも対応。なお通常よりもややテンション感が得られるスロッテッド・ヘッド仕様になりますので、メリハリの利いたサウンドアクセントもプラスされております。ピックアップ・システムには新たに開発された「Expression System 2」を搭載し、ブリッジ部のサドルの後ろ辺りに設置されており、よりクリアなサウンドが得られ、ヌケが良く非常に輪郭の優れたアコースティック・サウンドを実現しております。リニューアルされた600シリーズを是非ご体感下さい。
Specification |
Top: Torrefied Sitka Spruce
Back Side: Maple
Neck: Maple
Bracing: V Class
Binding: Ebony
Fretboard: Ebony
Headstock Overlay: Ebony
Nut/Saddle: Black Graphite, Micarta saddle
Tuners: Taylor Nickel
Fretboard Inlay: Grainned Ivoroid"Wings"
Electronics: Expression System 2 (ES2)
Scale: 24 7/8"
Neck Width: 1 3/4"
Body Length: 19 1/2"
Body Width: 15"
Body Depth: 4 3/8"
Case: Taylor DLX Hardshell